Stork Lab

Quartz 2D Extreme

注意

ここの内容は久しく更新されておらず、現在では不適切になっているものが多く含まれます。参考のために残しておきますが、内容にはご注意ください。

警告

この機能はApple非推奨です。一部の描画に問題が発生することがあります。今後のMac OS Xのバージョンで正式に導入されるかもしれませんがとりあえず試してみるくらいにとどめましょう。

What's this?

Mac OS Xにはよく隠し機能があります。Quartz 2D ExtremeもTigerから搭載された隠し機能の一つです。この機能はCPUで処理している描画処理の一部をGPUというグラフィックボードに搭載されているチップに振り分けることによってCPUの負荷を減らし、高速化しようというものです。なお、この機能の性能を十分に発揮するにはCore Image対応のグラフィックボードが必要となります。システムプロファイラを開いて確認してください。

有効化する

有効化するにはまず管理者でログインしていることを確認してください。次に「ターミナル」を開きます。そして、以下のようなコマンドを実行します。
sudo defaults write /Library/Preferences/com.apple.windowserver Quartz2DExtremeEnabled -boolean YES
管理者のパスワードが求められますので入力してください。
また、無効化するには同じように「ターミナル」を開いて
sudo defaults write /Library/Preferences/com.apple.windowserver Quartz2DExtremeEnabled -boolean NO
と入力してください。
その後に起動したソフトから有効化/無効化されます。

注意点

  1. 有効化すると一部のソフトで表示が乱れたりします。(特にCyberduck)
  2. Xcodeをインストールしている場合、Quartz Debugを起動し、終了するとQuartz 2D Extremeは無効化されます。(実はQuartz DebugのメニューでQuartz 2D ExtremeのON/OFFの切り替えができるのですが、終了するともとに戻ってしまいます。)